卒業研究について


    私の現在の研究テーマは、ヒトの集団意思決定や市場メカニズムなどの集合知、 情報伝搬などの統計物理学でも経済物理学、社会物理学、複雑系科学と呼ばれる分野に 属するものです。私の研究室で卒業研究する場合はこうした分野に興味があることが 前提条件です。その上で卒業研究を希望する場合、「熱・統計力学I,II」、 「熱・統計力学演習」「統計学」「統計データ解析」および「コンピュータ数値計算法」 を履修しておくことを求めます。研究テーマは自由に選んでもらってよいのですが、 研究の土台として統計物理学、統計学、確率論という手法を共有したいためです。

    卒業研究についての基本的な考えを説明します。 卒業研究は、基本的に自分が研究したいと思うテーマで研究すること。 非線形物理学講座は理論物理の研究室なので理論的なテーマでも構いませんが、 最低限、数値計算やシミュレーションを 実行し自分の力でデータを作成する。しかし、可能ならなにか実験を行い、 そのデータをもとに研究し、実験が不可能でも、なんらかの手段(媒体) でデータをとってくる。とにかく、データなり数値なりを自分の手で作らない 研究は認めません。教科書のコピーは論外。そのために自分でアイデアをだし、自分の頭で 試行錯誤をくり返して研究をまとめる。それが「卒業研究」の名に 値するものだと思います。

    卒業論文は2月末日までに提出すること。分量の多寡を問いませんが、ネット上に 残ることを考えて、恥ずかしくないものを提出すること。

年度 名前 タイトル 要旨 卒論
2016 中村 非定常多腕バンディットゲームと Rogers’ paradox PDF PDF
2016 宮本 Pitman壺過程を用いた2ch.netの定常投稿過程のモデル化と検証 PDF PDF
2016 依田 情報カスケードとロジスティック回帰 PDF PDF
2015 川崎 ゾンビ感染の数理モデルとヒトの生存条件 PDF PDF
2015 佐野 衆議院総選挙データを用いたVoterモデルのデータ同化 PDF PDF
2015 萱沼 ランダムネットワークのパーコレーションと高次クリークの影響 PDF PDF
2015 橋本 集合知メカニズムとしてのベイズ自白剤(Bayesian Truth Serum)の有効性 PDF PDF
2015 徳永 Benard-Rayleigh convectionの数値シミュレーション PDF PDF
2014 宇佐美 独立成分分析による脳波データのノイズ除去 PDF PDF
2014 板橋 国際学力調査データの回帰分析による多重代入法の検証 PDF PDF
2013 吉田 スケール不変性の検証方法とDNA配列の解析 PDF PDF
2013 大越 Social Learning Tournament と最適戦略のアルゴリズム PDF PDF
2013 馬場 Interactive Social Slot Machineの開発 PDF PDF
2013 山中 SIRモデルの流行閾値とネットワーク構造依存性 PDF PDF
2013 波田野 確率割引のアンケート実験とリスク選好性 PDF PDF
2013 桑波田 倍率情報を用いた情報カスケード実験と選択の法則 PDF PDF
2012 石田 少数決ゲームにおける群集・反群集の相分離の検証 PDF PDF
2012 長州 競馬紙専門家予想とクラスター分析とロジットモデル PDF PDF
2011 自他情報の重み付けと意思決定 PDF
2011 杉本 Non Self-Correction and Possibility of Phase Transition in Information Cascade PDF
2010 熊谷 美人投票と情報カスケード PDF
2010 石澤 投票実験と情報カスケード PDF
2010 情報カスケードと相転移 PDF
2010 神田 投票モデルの統計物理 PDF
2010 入江 競馬予想と集団知 PDF
2009 神田 明後日より明日のほうが天気予報はよくあたる? PDF
2009 皆川 決定木とブラックスワン PDF
2009 持丸 ある競馬ファンドの投資戦略:3連単オッズにゆがみはあるのか? PDF
2009 伊藤 ロジットモデルで競馬ファンのオッズに勝てるのか? PDF
2009 古谷 ラーメンファンのネットワーク構造@食べログ PDF
2008 内田 巨大掲示板における統計法則とYule過程の一般化 PDF
2008 北村 競馬ファンの馬券の買い方 PDF
2008 片倉 ネットワークで勝馬予想 PDF
2007 田中 ビッグバンモデル PDF
2007 ページランクによる競走馬の格付け PDF
2007 小林 ネットワーク関連 PDF
2007 中曽 競馬単勝市場の効率性とAR PDF
2006 日野 競馬における非効率性と最適ポートフォリオ PDF
2006 本瓦 自己組織化効率^2市場 PDF
2006 八巻 ベータ2項分布 VS イジング模型 PDF
2006 濱野 複雑ネットワーク上のベータ2項分布 PDF
2005 広川 カオスの声 PDF
2005 久保田 EL Farol Bar 問題 PDF
2005 里城 Minority Game PDF
2005 坂田 Coupled Minority Game PDF
2005 室町 回転するブラックホールにひきずられる時空 PDF
2004 香川 1/f ノイズとフラクタル音楽 PDF
2004 青山 画像修復とグラフ理論 PDF
2004 山崎 交換モンテカルロ法とイジング模型 PDF
2004 橘川 Ising Model を用いたCorrelated Portfolio の Pricing PDF
2003 山本 ゲームプログラミングのアルゴリズム PDF
2003 井口 オセロゲームのプログラミング PDF
2003 小池 UNIXのプロセス間通信について PDF
2003 セルオートマトンモデルによる蟻の交通流 PDF
2003 武者 2次元における蟻の交通流 PDF
2002 伊藤 熱力学第2法則とその公理系 PDF
2002 平山 Real Space Renormalization of 2-dim. Ising Model PDF
2002 西田 2次元スピングラスの基底状態の探索 PDF
2002 古澤 スピンはバラバラに固まるのか? PDF
2002 平井 ARCH,GARCHモデルの統計的性質とその応用 PDF
2001 小池 スピングラスの平均場理論 PDF
2001 江刺 バルトークの和声進行とフラクタル音楽 PDF
2000 長田 結び目不変量の計算 PDF
2000 倉島 eワラントのプライシング PDF
1999 穂積 株で儲る!! PDF
1999 景山 株式市場のモデル PDF
1999 渡辺 囚人のジレンマゲームにおける戦略 PDF
1999 大沢 遺伝的アルゴリズムについて PDF
1998 石井 プロ野球のデリバティブ PDF
1998 小宮山 デリバティブのプライシングについて PDF
1998 南部 物真似機的発明 PDF
1997 宮永 三角格子モデルの統計的性質と折り畳み経路 PDF
1997 柳沢 三角格子の折り畳み問題 PDF
1997 入山 Statistics of N-Rivers Meander PDF
1997 山崎 メアンダー問題とその拡張 Nリヴァーメアンダーについて PDF